SOS(無線用語)の基礎知識

広告


SOS
船舶または航空機の無線電信による遭難信号。1906年にベルリンで行われた第1回国際無線電信会議で従来まで使用されていた｢CQD｣に代わって採用された。SOSはモールス符号では(･･･ーーー･･･)と表され、送信が容易であり受信側も間違えにくい組み合わせとなっている。”Save our soul”あるいは”Save our ship”などの略称であるとする俗説は誤りで、｢SOS｣の文字列には特に意味はない。日本ではELT(Emergency Locator Transmiter)の普及に伴い1999年に廃止され現在は使用されていない。

補足情報
・SOS信号を初めて使用したのはタイタニック号であると言われることもあるが、正確にはマルコーニ式電信機を搭載した船舶による初のSOSの発信であり、初めてSOSを発信したのは1909年のスラボニア号である。

広告