基礎知識データベース

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データ
学名:Boschniakia rossica
分類:ハマウツボ科ハマウツボ属
草丈:15~30cm程
開花時期:7~9月頃
別名:黄紫茸(きむらたけ)

概要
主に東アジアやカムチャツカに分布し,日本では本州の中部以北の亜高山~高山地域に分布しているハマウツボ科の一年草。ミヤマハンノキの根に寄生するため葉緑素を持たない。宿主の根を根茎で包み,地上部では円柱形で多肉質の茎部を形成する。茎部は鱗状の葉が多くつき,松ぼっくりを思わせる。開花時期になると茎頂に暗紫色の花が穂状につく。

全草を干して乾燥させたものは和肉蓯蓉(わにのくじゅよう)と呼ばれ,滋養強壮作用のある生薬として用いられる。この名称は中国のホンオニクを乾燥させて作られる肉蓯蓉という生薬の代用品として作られたことに因んでいる。
また,マタタビと同様にネコ科動物に対する興奮作用があるラクトン類を含むことで知られている。

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