基礎知識データベース

あらゆる基礎知識を収録した情報データベースです。

カテゴリ一覧
医療器具・機器

広告


ホープダイヤモンド(Hope Diamond)
45.52カラット(9.104g)の現在発見されているもので世界最大のブルー・ダイヤモンド。この名称はかつての所有者であったイギリスの銀行家ヘンリー・フィリップ・ホープ(Henry Philip Hope)に由来している。所有者に災いをもたらす呪いの宝石として有名。現在は国立自然史博物館に所蔵されている。

呪いのホープダイヤモンド伝説
伝説によれば,ダイヤモンド商人であったジョン・バティスト・タヴェルニエがインドの寺院でラーマーシーターとおいう女神像の目にあったこのダイヤモンドを盗んだことで呪いがかかり,タヴェルニエはその後野犬(または狼)に食い殺されたと言い伝えられているが,実際には老衰により84歳で亡くなっているという。
タヴェルニエから購入したルイ14世は財政破綻に見舞われ,彼の後継者が相次いで亡くなった。ダイヤを受け継いだルイ16世はその後フランス革命によって王妃のマリー・アントワネットと共に処刑台の露と消えた。この革命時にダイヤは盗難に遭う。
20年後に再び発見されたホープダイヤモンドは銀行家のヘンリー・フィリップ・ホープにより落札されるが破産する。その後は相続と売却,落札を繰り返しながら所有者を転々とし,最後は売却されたダイヤをニューヨークで宝石商であるハリー・ウィンストンが購入し,後にスミソニアン協会へ寄贈して現在に至る。

補足情報
・現在は大きさ45.52カラットであるが,ルイ14世に購入される前は112カラット以上あったという。

広告