2016/11/14|生物学 盗葉緑体の基礎知識 広告 盗葉緑体(Kleptoplast)嚢舌目の一部のウミウシでは摂食した藻類に含まれる葉緑素を自らの細胞に取り込んで利用する。この獲得した葉緑体を盗葉緑体(kleptoplast)といい,葉緑体を獲得する現象[英語:kleptoplasty]は盗葉緑体現象や盗葉緑体化,単に盗葉緑体という。岡山 … 続きを読む
2016/11/14|生物学 盗刺胞の基礎知識 広告 盗刺胞ミノウミウシ類の多くの種はイソギンチャクなどの刺胞動物を摂食したとき,刺胞構造を破壊することなく中腸線から刺胞嚢細胞へと移動させて自らの刺胞として再利用する。このような刺胞を盗刺胞という。ミノウミウシ類の他にはフウセンクラゲモドキがこの盗刺胞 … 続きを読む
2016/11/13|生物学 性的二形(性的二型)の基礎知識 広告 性的二形(性的二型)[英語:Sexual Dimorphism]生殖器官を除いた形質が雌雄で顕著に異なること。性的二形の例・カブトムシやクワガタでは角や大顎がよく発達している。・フユシャクの雌は翅が著しく退化しているか消失しているため飛ぶことができない。・チョウチンア … 続きを読む
2016/11/02|生物学 , 魚類 パンダヒラメの基礎知識 広告 パンダヒラメ通常,カレイやヒラメは両目が存在する有眼側の体表に模様があり、その裏側(無眼側)は白く,模様がない場合が多い。しかし有眼側の一部分に裏側のような白い体色が発現することがあり、これを有眼側白化という。逆に,無眼側の一部分に表側のような模様のあ … 続きを読む
2016/10/27|魚類 , 生物学 側面逆位現象(生物学:魚類)の基礎知識 広告 側面逆位現象(reversal)一般にヒラメは体の左側,カレイは右側にそれぞれ両目と着色が見られるが、通常とは逆の体側で両目と着色がみられる場合がある。これを側面逆位現象といい,種と生息域によってその割合は大きく異なる。例えば日本近海ではヌマガレイがほぼ100% … 続きを読む
2016/10/16|生物学 , 化学物質 龍涎香の基礎知識 広告 ・琥珀を意味するamberと灰色を意味するgreyから,英語ではAmbergris(アンバーグリス)と呼ばれる。・中世から欧州の王族などにより使用された最も高価な香料で,1gで1万円相当にもなる。・マッコウクジラが飲み込んだイカなどの硬質部分から体内を保護するために腸壁か … 続きを読む
2016/10/14|生物学 SRY遺伝子の基礎知識 広告 SRY遺伝子・SRY遺伝子はY染色体短腕先端付近に存在する哺乳類共通の精巣決定遺伝子である。・XXの性染色体を持つにも関わらず男性として産まれた例が1980年代後半に発見され,詳しく調べるとX染色体にY染色体の先端付近の領域が交差を起こしていた事が明らかとなった … 続きを読む
2016/10/14|生物学 性染色体の基礎知識 広告 性染色体・哺乳類の性差はX染色体とY染色体の性染色体によって決定する。 ヒト以外の性染色体・ヒトと同じ哺乳類ではトゲネズミなどの一部やカモノハシなどの単孔類以外ではY染色体には精巣決定遺伝子であるSRY遺伝子を有しており,性の決定はX染色体とY染色体によっ … 続きを読む